エルデンリング、2023年初めもSteam売上ランキング上位に
2022年の発売後も、新しい購入者と話題を集めたエルデンリング。当時の売上ランキングを手がかりに、長く続く人気の背景を考えます。

発売翌年も売れ続けたエルデンリング
フロム・ソフトウェアのアクションRPG『ELDEN RING』は、2023年の初めもSteamのランキング上位に入っていたと、元のJivaroの記事は伝えています。同記事では、2023年1月第1週の順位を2位と紹介していました。ここで扱うのは売上ランキングであり、プレイヤー数の順位を示すものではありません。
注目すべきなのは、1月に発売されたばかりの新作ではなかったことです。『ELDEN RING』はすでに2022年を通じて大きな話題となっていました。その後も上位に残ったことは、フロム・ソフトウェアのオープンワールドRPGが、新たな購入者を引きつけ続けていたことを示します。
発売直後を過ぎてからの好調さには、初動とは異なる意味があります。発売時の急増は期待の大きさに支えられることがありますが、継続的な売上には、口コミ、配信、受賞の話題、コミュニティでの議論などが関わってきます。
Steam Deckが既存のヒット作への関心をつなぐ
当時のSteam上位作品は、Steam Deckがゲームの選ばれ方に与える影響も考えさせるものでした。プレイヤーは新作だけでなく、携帯型PCで楽しめる作品にも目を向けていました。広大なRPGである『ELDEN RING』は、机から離れて大きな冒険を遊びたい人にとって、分かりやすい選択肢です。
携帯して遊べるという視点は、すでに発売された有名作品が話題に残る助けになります。ハードウェアが遊び方を変えると、発売時の注目が一段落したゲームにも、改めて関心が向くことがあります。
受賞、ビルド、コミュニティの盛り上がり
ゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞の勢いも、『ELDEN RING』への注目をつなぎました。受賞を聞いて新たに遊ぶ人がいる一方、既存のプレイヤーはボス攻略、育成ルート、物語の考察、縛りプレイを共有し続けました。発売時の一度きりの話題を越え、継続的なコミュニティの中心になっていたのです。
こうした勢いは、販売会社が望んでも簡単に作り出せるものではありません。難しく、すぐには分かりにくい仕組みもあるRPGが、長く幅広い層の話題に残ったのは、プレイヤーが語り合う理由を見つけ続けたからでしょう。
ランキング上位に残った理由
2023年初めの好調さは、『ELDEN RING』が長く売れる作品になったことを表していました。大型作品として発売されただけでなく、授賞シーズンが終わった後も、新たに発見され、議論され、繰り返し遊ばれるゲームになっていたのです。
